【ネタバレあり】「マイティソー バトルロイヤル」の感想。アクション映画ではなくコメディ映画でした。

引用元(http://eiga.com/)

原題: Thor: Ragnarok
ジャンル: アクション
公開年: 2017年
監督: タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、トム・ヒドルストン、ケイト・ブランシェット、テッサ・トンプソン、浅野忠信

こんなひとにおすすめ

この映画を一言で表すとヒーローアクションコメディ映画といった感じです。
ストーリーの軸は悪の勢力に対抗していくヒーローアクションなんですが、いたるところにジョークが散りばめられています。


一見シリアスに見えるシーンであっても無理やり笑いの要素を入れこもうとしているのでたまに映画から心が離れてしまいます。

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とはいえ、コメディ映画として観れば違和感なく感じれるのでコメディ好きな方にはオススメです。

「マイティソー」シリーズが好きな方にとっては評価が分かれるかもしれません。

作品紹介

「マイティソー バトルロイヤル」はMARVELスタジオ制作の「マイティソーシリーズ」の第3作目です。

監督はタイカ・ワイティティが務めています。過去に「シェアハウス ウィズ ヴァンパイア」というコメディ映画も監督しており、自身もコメディアンとして活動しており、笑いについて理解はありそうです。
そのため、この映画はコメディ要素が非常に強く作られています。
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それでは簡単なあらすじを紹介します。

アスガルドを追放された父オーディンを捜すためソーはニューヨークへ向かいます。
しかし、再会もむなしくオーディンは亡くなってしまいます。
オーディンの力が消え、今まで封印されていた死の女神ヘラが復活してしまいます。
ソーヘラに襲われ、宇宙の果ての惑星へと飛ばされてしまいます。

その星で行われていた格闘大会に出場させられたソーは王者として君臨していたハルクとた闘うことに、、、
果たして彼らの運命は、、、

映画を観た感想

ムジョルニアがすぐこわされる

まずこの映画を観ようと思った理由は、先日「アベンジャーズ インフィニティウォー」を観て、物語の最初がこの映画とつながっていそうだったのでつじつま合わせの為に観ました。


あまりこの映画に期待はしておらず、ソーのハンマーが壊されたシーンだけ観れればいいかなと思っていました。


終盤でハンマーが壊されるかと思いきや、かなり序盤でハンマーが壊されます。
非常にあっけなく砕け散って残念でした。
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死にゆく星の核の金属でつくられたとされるハンマー通称ムジョルニアですが、ソー以外誰にも持ち上げることすらできなかったわけですが、ヘラの念で粉々にされてしまいます。


しかもソー自身ハンマーが破壊されても心穏やかな感じでした。
もっと残念がれよっ!


そのくせ闘い終盤で、ハンマーがないと勝てないとか泣き出す始末、、、
ソーの感情の描き方が全体的に雑でした。

ストーリー構成が微妙

この映画のストーリー軸は2つあります。
1つ目は死の女神ヘラを倒すストーリー。
2つ目は惑星サカールで格闘大会に出場するストーリー。

完全に無関係な2つのストーリーです。
たまたま二つのストーリーに関係する人物が現れて交わるんですが、正直どちらか片方のストーリーだけでよかったのではないかと思います。
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強引に一本の映画にしてみましたって感じの印象です。
コメディ要素が強いので格闘大会のストーリーに厚みを持たせておけばよかったんじゃないかと思います。実際、格闘大会はソーとハルクが一戦交えて終了です。


ドラゴンボールの天下一武道会的な感じのストーリーで優勝したら宇宙の宝が手に入るみたいなベタな展開を期待していました。

邦題はミスってる

今作の邦題は「マイティソー バトルロイヤル」ですが、原題は「Thor: Ragnarok」です。原題はヘラとの闘いに焦点をあてたタイトルなのに対して邦題は格闘大会に焦点をあててます。


ストーリー構成もメインはヘラとの闘いに重点を置いているので邦題もそちらに合わせるべきだったんじゃないかなと思います。

まとめ

  • コメディ映画としては楽しめましたがストーリーに重みを感じない
  • 違う作品同士のパーツをつなげてみましたといった構成で、感情移入ができない
  • アサガルド建国の新事実が取ってつけた感
  • ハルクってこんなに自我保てたっけ
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最後まで読んでいただきありがとうございました。