「シングストリート 未来へのうた」の感想、あの頃の青春を思い出した


原題:Sing Street
ジャンル:ドラマ/恋愛
公開年: 2016年
監督:ジョン・カーニー
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボイントン他

第74回ゴールデングローブ賞
最優秀作品賞 ノミネート

女のためにバンドを始めた

映画のストーリーとしては
14歳の少年コナーが年上のラフィナに一目惚れをします。見栄を張るために『うちのバンドのMVに出てみないか』と尋ねます。思いつきで言った出演交渉は成功し、コナーは仲間をかき集め、バンドを結成します。そのバンド名がシング・ストリートです。

もともと音楽が好きだったコナーは時を重ねるごとに上達し、最高のバンドを作り上げていくわけです。バンドの成長とラフィナとの恋が描かれた映画になります。
1980年代のブリティッシュサウンドと青春の融合がこの映画の特徴です。

若かりしあの日々を思い出しますね。
好きな女の子の気を引こうとかっこいいことをやりたくなる気持ちは痛いほどわかります。ラフィナとの距離はストーリーが進むにつれて縮まっていきます。
でもラフィナには年上の男がいるのです。。。
コナーには年上の兄貴がいます。
彼の音楽の趣味は兄から移ったのかもしれません。

兄貴は過去ある夢を持っていてドイツに渡ろうとします。しかし、親に反対されその道は絶たれてしまいます。イカした音楽を教えてくれる兄貴の姿にはコナーには好きなことをして生きてほしいという期待が感じられました。

なにかと協力的な兄貴の存在感はこの映画の中では大きいです。


最高の音楽

最初はちぐはぐなバンドですが、徐々に成長していきます。それは演奏する楽曲に顕著に表れ、特にボーカルを担当するコナーはめっちゃうまくなります。
いつの間に練習したのかギターが弾けます。達者ですね。

楽曲はMaroon5のアダム・レヴィーンが手掛けています。それもあってか楽曲は全て素晴らしい出来です。才能がありすぎて映画の中ではちょっと不自然になってしまいますが、、、

14歳少年の成長を感じる

バンドを通して彼らは成長します。
演奏もそうですが、人間としても大人になろうとしています。
『STAND BY ME』で冒険をするように彼らも冒険をしているのです。

青春ラブストーリー

コナーとラフィナの恋が成就するのか、青春というのは儚く美しいものだと改めて感じさせてくれました。あの頃の思い出とともに彼らの成長を見届けてみるのはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。