ジャンル: ドラマ/ノンフィクション
公開年: 2013年
監督: ポール・グリーングラス
脚本:ビリー・レイ
出演:トム・ハンクス、バーカッド・アブディ
その1:映像から伝わる緊迫感に終始圧倒される
なぜなら脚本の綿密さが作品に現れているからです。
海賊に船が乗っ取られ、フィリップス船長が人質にとらわれ、救出されるまで見ているこっちも気が抜けません。
海賊に大きな船が乗っ取られてしまうのには船員たちの怠慢が原因でもあります。
また、フィリップ船長が人質にとらわれ、救出されるまでにも海賊側の仲間割れや水面下でのやり取りが色々あって救出に至るわけです。
そういう直接な要因ではないにせよじわじわと戦況が覆されていく様子が描かれており、見れば見るほど、本物のような緊張感が味わえます!
そう言った緊迫した現場の雰囲気が伝わってくるような脚本に拍手です👏👏👏
その2:細部まで細かい
敵にバレないように隠語で仲間に情報を伝えたり、誤情報を伝えたりと決死の交渉劇は必見です。
特に船長のフィリップスが海賊を出し抜こうとするところは敵にバレないかハラハラしました。
焦っている感情を抑え、かつ冷静を装うような演技が必要となりますが、この映画のキャストは上手くこなしています。
そういった緊張感を演出するために、撮影にはある工夫がされていました。
襲われるシーンを撮るまで海賊と船員の交流はなかったそうです。
トム・ハンクスは襲われるシーンで始めて海賊側のキャストと対面し、あまりのリアルさに演技に身が入ったと語っています。
その3:海賊のキャスティングが最高
ガチの海賊なのでは?と思えるくらい完璧な演技です
流れは台本に沿いつつ、セリフなどはアレンジを加えて、より海賊らしさをアピールするという演技を披露したそうで、ポール監督はそれを採用しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。