【酷評】「ゾンビシャーク 感染鮫」の感想。

引用(https://video.unext.jp/)

原題:Zombie Shark
ジャンル:SF/ホラー
公開年:2015年
監督:ミスティー・タリ―
出演:キャシー・スティール、ロジャー・J・ティンバー、ロス・ブリッツ

よくあるB級鮫映画

※この映画は観る時間がもったいない(1時間半の超大作)ので観ないことをおススメします。
観なくても話がわかるようにガンガンネタバレしていきますよ。





「ゾンビシャーク 感染鮫」はゾンビになった鮫が襲ってくる話です。


島の研究施設で死んだ細胞を蘇生させる方法を研究していたところ、
被検体の鮫に感染してしまい、逃げ出します。


この鮫の細胞を捕食する、または感染鮫にかまれると人間まで感染してしまうという設定です。

この島にやってきた男1女3のグループが島民と一緒にゾンビシャークの脅威に立ち向かっていくという流れになります。


オチとして、このグループのうち女1人しか生き残りません。
他は全員鮫に食われます。


最後はめでたく鮫を駆除するので
ハッピーエンドといえばハッピーエンド。
でも人はいっぱい死ぬのでバッドエンドといえばバッドエンドになるので、なんとも微妙な結末です。


この映画がおもしろくなかった点は
話の展開に使えそうな設定を生かし切れていない点にあります。
例えば、島の北側は金持ちが住んでいるとか、娘を助けるために船を借りようとするお父さんとか、、、


序盤で匂わせておいて、特にメインストーリーには関わってきません。


撮影にはドローンが使用されているような空撮があるので
ある程度の予算はあったのかもしれません。
予算があっただけに脚本が雑になってしまって残念!といった作品です。

だんだん雑になっていくストーリーと演技

島に取り残された娘を心配してお父さんが助けに向かおうとしますが、嵐が吹き荒れているとのことで結局助けに行けません。


それなのに島は快晴です。
嵐の予感すら感じられません。


研究員の女性が一人いるのですが、この人の演技が大根です。
ゾンビシャークを逃がしてしまった張本人とは思えないくらいの白々しさです。


一応不安な顔をしていますが、なんか他人ごとにしか見えません。


挙げればきりがないのでこのくらいにしておきますが、演技や映像、脚本の雑さが非常に目立ちました。

肝心の鮫が、、、

鮫はたくさん出てきますが、研究所から逃げ出した被検体は「ブルース」という1匹です。


ブルースに食べられたり、ブルースの体を捕食した鮫がゾンビと化し、人間を襲います。

鮫はおそらくフルCGですが、チープすぎてただの淡水魚にしか見えません。

””フナかな?””

頭だけの鮫も出てきますが、まるでパペットマペットの人形みたいです。




他にいい映画はいっぱいありますので
あまりこの映画を見ることをおススメしません。


でもこの映画を見た後に有名な鮫映画の「ジョーズ」や「ディープ・ブルー」をみたら、完成度の高さがより伝わるのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。